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Thu Sep 3

先日、デジカメの「映像エンジン」を専門に開発している会社に行く機会があった。中の人たちと話をしていて感じたのは、残念ながら「光学系の軽視」だった。

 ここ数年、デジカメに使われる映像エンジンの進歩には目覚しいものがある。1秒間に30コマの写真を撮影しても余裕で処理できるし、カメラ内でデータにさまざなエフェクトをかけることさえ可能になった。

 こうなるとレンズを作るときの基本である球面収差、ディストーション(歪曲収差)、周辺光量の低下などをなくそうとする方向性の設計は、全く意味を成さなくなってしまうのだ。高性能の高価なレンズを作るよりも、ほどほどのレンズで安くあげ、収差などはカメラ内の映像エンジンに補正させたほうが現実的だろう。

 「まあ、何かしら光がCMOSに届いてくれればいいんですよ。あとは映像エンジンが描いてくれますから」

 返す言葉がなかった。最近発売されるデジカメの「レンズセット」として発表されるレンズがやけにチープなのはそういうことだったのか。

 ミノルタがカメラから撤退したのも、もしかしたら映像エンジンが幅を利かす時代に絶望してしまったからかもしれない。自分たちが自信を持っていた「光学系の技術」が軽視されたら、エンジニアとしてはかなりつらいことだろう。

矢野渉の「金属魂」Vol.5:光の行方に思いを寄せて――ミノルタ「TC-1」 - ITmedia +D PC USER (via mowsowrec)

たしかに、球面収差、ケラレ、色収差はソフトウェアで補正できるからなぁ・・。

(via takatronix) (via amiens2009)